ロッコ日記

一日一日があっという間に過ぎていくので色々書き残すことにした。日記・雑記もろもろ。

コードギアス(一期、二期)見終えたので感想

※ネタバレ注意です。

 推薦文ではなく最終回を見終えたうえでの感想を書きます。

 

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コードギアスを見終わったので感想を書く。
けど、頭脳戦が多いアニメの感想なのにこなみかんが凄い感想になるだろう。


結論から書くと、「面白くない回が無かった!」

一話一話の展開が今まで見たアニメの中で一番濃かった気がする。
セリフのテンポやカットが早く、最初は追い付いていくのに必死だったけれど、
慣れればトントン拍子に進んでいく物語にこう、イライラさせられることが全く無かった。
回収しなかった伏線もほとんど無いし、生理的に嫌な展開が無かったのもすごく良かった。

キャラクターの心理がリアルで、キャラクターがそれぞれ悩んだり葛藤したりして
物語にとって意味の無い行動をしていないのが、良かった。
特に主人公は、悪役サイドで倫理に反するような悪事をするけれど
(大体ギアスの発動自体が人の理に反することだと思う。C.C.も言ってたけれど)、
全く共感出来ないわけではなく、むしろ情に厚いという部分だとか
天才ながらも人間らしい感情を持っていたことに好感を持てた。

キャラの作画が目立って崩れることもなく、
二期は完全に挿入曲が全曲リニューアルされていて凄いな~と思う。
OPも格好良かった。二期のOPが両方とも好き。

ここから箇条書き。


・一期最終回について
コードギアス一期で最終回を迎える時に、
「一体どんな終わり方をするんだろう」とワクワクしたのを覚えている。
実際、なんにも終わらなくて、驚いた。
スザク君とカレンという二大メインキャラクターにゼロの正体がばれたのは
かなり興奮したからよかったけど。
あとオレンジ君がしぶとくて笑えたのも覚えている。「後ろ、バック!!」とか言ってた気がする……。
それからの二期一話が、一期一話と同じような展開でかなり面白かった。

 

・二期の後半~最終回について
てっきり皇帝との対決が最後かと思っていたら、あっさりと雑に終わってしまったのが少し残念だった。「私は神を殺すのだ!!!」←見た時も分からなかったしWiki見ても分からなかった
ナナリーとルルーシュの兄妹が同じことを考えていたうえで(これは後から分かったことだけど)、ルルーシュがギアスをかけたのはちょっと泣きそうだった。
目を開けたナナリー、可愛い~~~

 

最後、金髪王子にギアスをかける時、マオと同じ手段(録画見せてその隙に……)を
取ったのはもうちょい捻って欲しかったかな~と思った。
最大の敵を屈服させる、最後の戦いだからあっと驚くような手段が見たかった。
ただ、マオとの戦い?があったからその方法が使えた、というストーリー上の意味があるのならそれで良いけれど。

 

・理解出来なかった点
①政治戦略について
まっっったく分からなかった。
「中華連邦がこうなった今、ブリタニアがこう出るだろう!」とか
ブリタニアは今、○○を失った。だからここに攻める!!」とか
一つ一つの戦闘のきっかけや経緯が(おそらく)丁寧に描かれていたんだろうけど、よく分かんね~けど戦いが始まったな~としか思わなかった。
でもそういう人の為なのか、「ここを落とせば、日本の勝ちだ!!」とか、バカキャラ(玉城)が質問して賢い人が解説してくれたりするシーンがあるので楽しめたんだと思う。

 

②戦闘戦略について
陣形がどうのとかよく分からなかったし、正直ちょっとワンパターンだな、と思った。

敵「戦力はこっちの方が圧倒的に上だ、ワッハッハ」

ゼロ「地形を崩す」

敵「わああああ」

敵ピンチ!だがそこに……

ゼロ「あのナイトメアは何だッ!?」

の繰り返しだったような気がする。

でも、こちらとしては小難しい戦闘よりも、地形が崩れてバーーンってなる様が
迫力があって見てて楽しかったからこのパターンには全く文句が無い。

 

戦闘については一期の方が個人的には好き。
二期は空中戦が多くて、バリアーみたいなのも張りまくりで、
他のロボットアニメと大差ないように見えたから。
戦争で荒廃したビルなどの地形で、ワイヤーを使っての戦闘が一番好きなのかもしれない。

 

③無駄なお色気シーン
いらなくね?強気なカレンちゃんが一番の被害者。(というか主な被害者)
男性陣には需要があるのかもしれない。
というかこのアニメが面白かったから弟に勧めようと思ったのに
これがあるせいで絶対一緒には見られない。見たくもない。

 

④「神を殺す!!!」
これはさっきも書いたけど、Cの世界とかラグナレクの接続とか
アーカーシャの剣?だっけ?それらがよく分からなかった。
皇帝のエコーがかかったセリフが聞き取りづらくて困った。
皇帝とマリアンヌのことを最大の謎として受け取って、それが明かされるのを楽しみにしていたのにあっさりと終わった。結論だけ受け取った感じ。

 

・特に面白かったシーン

①スザク君にギアスをかけるシーン

「生きろ!!」めっちゃ熱かった。ものすごく良かった。

ルルーシュがかけたギアスの中で、最も効果的だったと思う。


②VSマオ(ナナリー誘拐、スザクとの共闘)
スザク君の人間離れしたアクションシーンとルルーシュ君の頭脳戦とのコラボが
めっちゃ面白かった。
マオもたった数回しか出番が無かったけれど、キャラが立ってたしコードギアスに必要な要素だと思う。

 

③猫に仮面を取られ、追いかける回
初めてルルーシュ君のキャラ崩壊があったシーン。
他にも巨大ピザ回×2とかカップル成立イベント回とかアホな回は何回かあったけれど、そういう回を挟むことによって休憩?出来るし、後々の絶望感あるイベントを引き立てる効果もあるので良いと思った。
なにより、笑えた。

 

④サヨコさんのアクション
カップルイベント回とか、ビレッタとの対峙とか。
サヨコさん、地味なポジションで目立たない顏なのに、NINJAしてたから
めっちゃ面白かった。(KUNO-ICHIか)
終盤黄色いスカーフ巻いててなんだこのヒーロー、と思った。


面白かったシーンを思い返してみると、黒の騎士団などのナイトメアを使った戦闘シーンよりも、対人の頭脳戦や人と人との関わり合いに重きを置いて見ていたのだなー、と気付いた。
扇さんと千草さんがイチャコラしていたのも、ルルーシュとシャーリーの至りも結末も、メンヘラロロ君の最期も、C.C.の過去も、強く印象に残っている。


ちなみに、見終わってからネットで色々考察とか掲示板とか見たけれど、
扇さんの叩かれ方が半端じゃなくて驚いた。
いやまぁ、ゼロを裏切ったのはちょっと嫌だったけれど、
人との関わりで一番「信用」に重きを置いていた扇さんらしい行動だったから別に憎むことも無いんじゃないかなぁ、と思っている。
最終回で、かつてイレブンに対して差別的だったビレッタと結婚したから、
何というか、将来ブリタニア人と日本人が手を取り合えるという可能性を示しているし、「大義を優先する人」ではなく「信用される人・する人」が結局一つの国のトップとなった、っていう結果を表しているんじゃないかなぁと思っている。

 

主人公が悲しい終わり方をしたから幸せになった人を叩く風潮があるのかなー?

 

ちなみに②、ルルーシュ君の生存・死亡についてはネットで様々な論議が起きていて
読むのが楽しかった。
自分はC.C.のコードを受け取ってC.C.の生涯が終わるまで共に過ごすエンドだったら
いいなぁと思っている。そんな細かく見ていないので、願望止まりだ。

 

最後に、主要三キャラ(ルルーシュ、スザク、カレン)を除いて、好きなキャラクターを書いておこうと思う。


1.ロイドさん(性格も喋り方もビジュアルも立ち位置もサイコー)
2.ナナリー(かわいい)
3.天子さま(かわいい)
4.アーニャ(かわいい)
5.ミレイ会長(性格)・シャーリー(性格)

 

こなみ感あふれる感想は以上です。ありがとうございました。